スワップポイントサヤ取り(異業者両建て) 2016年4月状況
ここのところの各口座のスワップポイントは、いろんな通貨で差が開いたままになっています。スワップポイントサヤ取り(異業者両建)を仕掛けるには良い環境なのですが、ちょっと工夫が必要なところもあります。最近の傾向と対策についてまとめました。
スワップポイントサヤ取り(異業者両建て)最近の傾向と対策
スワップポイントサヤ取りは、異業者両建てとも呼ばれていて、FX口座間のスワップポイント差を利益に変えていく方法です。
2016年4月現在、いろんな通貨でスワップポイント差が開いている傾向にあります。例えば、ユーロドルは高スワップグループFXTF 高速FXでは40円を超えている一方で、マイナススワップポイント10円台前半というところがあります。2社を組み合わせれば30円以上のスワップポイント差利益となる組み合わせができます。
FXTF高速FX口座は、スワップポイトを短期で急変動させる傾向もあります。仕掛けるのであれば数日様子をみてからが良いだろうと思います。
ただ、FXTF高速FX口座は時折ビックリするようなスワップポイントを提示し続けることもあります。お宝ポジションが作り易いところもあるので定期的にチェックすべき口座でもあります。
ユーロドルに関してはくりっく365なども高スワップポイントを提示しているので、状況をみながら組み合わせを変えて柔軟に仕掛けるようにしてみてください。
FX口座の中では、アイネットFXのスワップポイント推移に注目しています。4月7日の豪ドル円スワップポイントは59円とダントツの数字を出しているなど、最近高スワップポイント振りが目立っているのでいずれ絶好の組み合わせが作れるだろうと感じているためです。
2016年4月 2つの注意点
全体の傾向として、現段階で注意すべき点がいくつかあります。私は、特に以下の2点には注意しています。
- 人気化している組み合わせは要注意
- マイナー通貨に注目
人気化している組み合わせというのは、いろんなブログで取り上げられているもので高い利益が得られそうな組合せです。
スワップポイントサヤ取りも、FX運用法のなかではメジャーな部類に入ってきて利用者も増加しています。そのせいか、人気化した組合せには投資家が殺到している傾向があります。その結果、高い利益が狙える組み合わせも比較的短命で終わっているというケースが散見されるのはそういう原因があるのではないかと推察しています。
私は、そういう人気化している組み合わせには手を出しません。そして、荒れた時はできるだけ早い時期に手を引きます。
スワップポイントサヤ取り(異業者両建て)は、もともととても地味な運用法です。人気化して多くの投資家の注目を浴びるようなものではありません。なので人気化すること自体がリスクという見方もできます。
一部で人気化している組み合わせはあるものの、人気化していないでスワップポイント差が拡大したまま放置されている通貨ペアもあります。日本人投資家にとっては馴染みが薄目のユーロ系やポンド系のマイナー通貨でその傾向があります。
確認してみるとわかるのですが、私が仕掛けの目安としている「スワップポイント差20円以上」をクリアする通貨ペアがいくつもあります。
私は現在1か月ほど前から増やしてきた両建てポジションを保有し続けています。為替相場全体に激変可能性もある状況でもあるので、無理なポジション増加は避けてノンビリと利益を増やしていくつもりでおります。
2016年4月は、マメに調べるのが好きな方にはスワップポイントサヤ取りの仕掛けに良い環境です。