米ドル円プレミアム取りポジション再開
米ドル円でのFXオプションプレミアム取り、前回ポジションを一旦決済して再度ポジションを取り直しています。その思惑などについてまとめました。
米ドル円プットオプション売り20万通貨 FX売りとの両建て
今保有しているFXオプションポジションは、米ドル円プットオプション売り20万通貨です。期日が2019年3月20日と4月24日に2つに分かれています。権利行使価格はt両方とも111円です。
もともとFXオプション口座では、権利行使価格112円で10万通貨のプットオプション売りポジションを保有していました(過去記事:米ドル円売りポジション 撤収のためのプットオプション売)。
この記事でも書いているのですが、FXで米ドル円売りポジションを保有していて、「まだ不安はあるものの、どうも下げそうにない」という状況になってきたので、出来るだけ損失少なく撤退するためにFXオプションを使ったものです。
ただ、今週に入り状況は急速に変化してきています。
あと2年くらいは続きそうだった米国の金利引き上げが「そろそろ止まりそうだ」という見通しに変わり、一旦落ち着いたかにみられた米中貿易交渉も不穏な空気が漂い始めています。
この流れを受けて、米ドル円もここ数日は久々に1円以上の大きな動きを見せ始めています。
そこで米ドル円見通しを変更してポジションも動かしたところです。
「米ドル円は、ここからもう少し下げる局面がありそうだ。念のため、FXオプションはもう少し下の権利行使価格で売りなおそう。ただ、大きく上げることは当面なさそうだ。」
この方針の元、以下のポジション操作をしています。
- FX口座:米ドル円売りポジション10万通貨追加(売りスワップポイント負担の小さいDMMFX使用)
- FXオプション:権利行使価格112円の米ドル円プットオプション売りポジション10万通貨決済(利益300円)
- FXオプション:権利行使価格111円で米ドル円プットオプション売りポジション20万通貨新規作成
今回の米ドル円プットオプション売りポジションを取ったときの米ドル円レートは、113。01円くらいでした。
米ドル円大きく上げなければ利益となる両建てポジション
今の状況は、全体で見れば「FX米ドル円売りポジション+FXオプションプットオプション売り」の両建てポジションとなっています。
米ドル円が、「下がる」または「現水準近辺で推移する」のであれば利益となります。
大きな下げ相場となった場合には、利益は限定気味になります。FXポジションの利益をFXオプション損失が相殺する形になるからです。
この両建ては、米ドル円が大きく上げることがない限り、大きな損失にはなりません。
ただ、米ドル円がここから大きく上げた場合でも、FXでの米ドル円売りポジションは大きな損失になるものの、FXオプションは利益になるので全体の損失は減るという構造にもなっています。
ここからは、細かい値動きは気にする必要はありません。数日単位の変化をチェックしながら、状況変化に合わせて必要とあればポジションを動かしていく感じです。
FXオプションは大きな視点でゆっくりやった方が利益をだしやすい傾向があります。特に「売り」は日数経過が利益増になりやすい構造です。日数経過による時間的価値減少が収益源の一つだからです。
細かい動きは極力避けて、利益を溜めていくつもりです。