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コールオプション リアル売買と損益分岐点計算方法

コールオプション現実の売買画像と損益分岐点

前回までは、FXオプションを「買い」と「売り」に分けてその特徴・リスク・リターンの関係などについて書かせていただきました。

 

今回と次回は、「コールオプション」「プットオプション」の2つに分けて実際の売買の仕方も入れながら説明させていただきます。

コールオプション 売りと買いの違い

コールオプションは別名「買う権利」と呼ばれています。具体的には、上昇相場で値が上がっていくプレミアムを売買します。

 

コールオプションは、FX同様に「買い」からでも「売り」からでもポジションを持つことが出来ます。

 

  • コールオプション買い:上げ相場で大きな利益、損失は限定される。
  • コールオプション売り:「現状維持」又は下げ相場で利益、損失は限定されない。

 

このコールオプションを売買すると、以上のような特徴のポジションができます。

 

一見、コールオプション買いの方が魅力的に見えるのですが、リスクとリターンと勝ち易さの関係でバランスがとれたものになっているのは前回まで書かせていただいた通りです。

 

前回までの「売り」の説明とはちょっと違うところがあります。それは「売り」に「現状維持」が入っているところです。

 

これは、前回までは「オプションの大まかな特徴を掴んでもらう」のが主題だったためわかりやすくするために「上げ」か「下げ」で話をさせて頂いたためです。

 

現実には、相場変動には「上げ」「下げ」だけでなく、「往来相場」あるいは「ほとんど動かない」ときもかなりあります。そういう時は「売り方」が利益を出しやすくなるのがFXオプションの特徴でもあります。

 

ここからは、具体的な売買を入れた実戦的な部分も入れていくので、中身が詳しくなっていきます。

 

現実の売買はこんな画面で行います。

 

コールオプション注文画面

 

コールオプション 注文画面

 

薄青色の部分が「コールオプション買い」で薄赤色の部分が「コールオプション売り」です。

 

買いと売りは同値ではなく、必ず差があります。これは、FXでもお馴染みスプレッド部分です。

コールオプション売買での必要資金

  • 買い:プレミアム代金のみ
  • 売り:FXと同じ必要証拠金

 

コールオプション買いでは、売買に必要な資金はプレミアム代金のみです。売買数量1万通貨から売買が出来ます。1万通貨のコールオプション買いの必要資金を計算してみましょう。

 

  • 0.673×1万通貨=6,730円

 

現在、FXで米ドル円1万通貨買いポジションの必要証拠金は4.5万円くらい必要です。強制ロスカットされない安定した売買をするのであれば1万通貨で30万円くらいは用意している方も多いです。

 

これが、FXオプションでは6,730円で済みます。

 

しかも、強制ロスカットに備えて、余分に資金を入れておく必要もありません。

 

なぜなら、このポジションの損失が最大でも6,730円済むからです。

 

一方、コールポジション売りの場合はFXで米ドル円1万通貨売りと同じ証拠金が必要になります。

 

これは、コールポジション売りが「FXの売りポジションと同様のリスクを負う」という性質のためです。

 

FXオプション「売り」の魔力

 

この部分だけを比べれば「買いの方が数段魅力的」だと感じるのですが、現実にはそれほどのものでないことは「損益分岐点」を比較することでわかります。

損益分岐点

先程の画像でポジションを取ったときに為替がどの水準まで動けば利益となるのかの「損益分岐点」を計算してみましょう。

 

画像時の米ドル円レートは111.11円です

 

買いの損益分岐点

 

  • 111.11円+0.673=111.783円

 

期日に111,783円以上となれば利益、それ以下であれば損失となります。FXオプションは、期日前でも売買ができるため期日前に上昇したときに利益確定しても利益確保できます。

 

仮に米ドル円が期日に115円まで上昇したとすれば、115−111.783=3.217となり、1万通貨で32,170円の利益になります。

 

この試算のように、1万通貨での損失は最大6,730円ですが、利益額は米ドル円上昇に伴いプレミアム代金の数倍の数万円となることもあります。

 

売りの損益分岐点

 

  • 111.11円+0.586=111.696円

 

期日に111.696円以下であれば利益、それ以上であれば損失となります。米ドル円が権利行使価格111円を割るようであれば最大利益0.586(1万通貨で5,860円)が受け取れます。

 

もしも、米ドル円が115円まで上昇してしまうと、115−111.696=3.304となり、1万通貨で33,040円の損失になります。

 

損失は大きく膨らむ可能性があるものの、期日に111.696円以下であれば利益となるため、利益が出しやすくなっています。

期日と権利行使価格

FXオプションの期日は、最大4か月先くらいまで揃っています。7月末段階であれば、最長11月末くらいまでの期日のオプションの売買ができます。

 

権利行使価格は、期日が近いものでは上下2円程度までの売買ができます。

 

期日が長くなるに従い、現在値から5円くらい離れた値の売買もできるようになります。

 

原稿を書いている2018年7月31日現在、米ドル円コールオプションでは権利行使価格104円〜116円の売買ができます。

 

なので、111円台の現在でも権利行使価格115円のコールオプション売りもできます。

 

現在値111円で116円のコールオプション売りポジションを作った場合、米ドル円がそこまで上昇しない限り、利益を得ることが出来ます。

 

  • 現在値111円
  • 116円以上にならなければ損をしない。

 

このポジション、明らかに「勝ち易い」ですよね。 

 

100%勝てる訳ではないですが、相当分の良い勝負であることは間違いないということはご理解頂けると思います。

 

ちなみに、11月21日期日の権利行使価格116円のコールオプション売りのプレミアム値が0.188です。

 

コールオプション1万通貨売りポジションを作ったとして、得られる最大利益は約1,880円です。

 

相当分の良い勝負ではあるのですが、「利益額」は少なくなります。この辺「リスク」と「リターン」のバランスがよく取れています。

 

「買い」か「売り」か、そしてどの「期日」「権利行使価格」で勝負するか、選択肢はかなり広いです。最初はかなり悩みますが、ルールを決めていけばその人なりの活用法として有効に使えるものとなっていきます。

FXオプション攻略 2018年版 目次

2018/08/02 11:47
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