上げ転換時爆益狙いにしかけてみたいFXオプション戦略
相場転換時は、FXオプションで大きく稼ぐチャンス時期でもあります。上げ初期の流れに乗せることが出来れば、為替値が5円上昇するだけでもFXオプションは10倍以上上昇するようなしかけが現実に可能となります。
とはいえ、仕掛け方は単純なものです。私自身が、次の転換時に仕掛けようと思っているパターンをご紹介します。このFXオプションが使えるのは、日本ではサクソバンク証券だけです。
5円上昇で利益18倍 リスク抑えて勝負するときの一手
上げ転換時に、FXオプションで大きな利益を狙うのであれば「コール・オプション買い」を使います。
コール・オプション買いは、以下の特徴があります。
- リスク:プレミアム代金に限定
- リターン:利益は無限大
この特徴が具体的にどのようなものかを本日のFXオプション相場でご確認ください。
本日の豪ドル円コール・オプションのプラミアム状況です。左上の81.82円がこの時点の豪ドル円値です。
期日が明日3月28日で82円のコール・オプションプレミアム(薄赤色部分)は、現在0.196です。
このコール・オプションを買うと、明日の期日時点で82.196円以上になれば利益が出るということになります。
でも、明日までに82.196円だとちょっと難しい気もしますね。
もう少し、期日に余裕があるといいですよね。
82円で長めの期日のプレミアムをみていくとどんどん高くなっていますよね。4月11日期日で82円のコール・オプション買いだと0.608というプレミアムになっています。
このプレミアムで10万通貨分を購入すると0.608×10万通貨=6.08万円必要にです。
このコール・オプション買いで勝負しても良いのですが、「ここは相場転換の可能性大、もっと大きく上昇しそうなポジションを持ちたい」という考え方もあると思います。
その場合は、もっとプレミアムの安いコール・オプション買いを狙ってみます。
プレミアムが安いところを狙う
本日でいくと、例えば期日4月11日豪ドル円83円のコール・オプション買いです。現在値よりも1円ぐらい上なのですが、その分プレミアムも0.266と安くなっています。
10万通貨分購入しても、プレミアム代金は2.66万円です。
このコール・オプションを購入して、4月11日までに豪ドル円が5円くらい上昇するとどうなるか計算してみましょう。
仮に、豪ドル円現在値81.82円⇒約88円となったとします。
そうなると、豪ドル円83円のコール・オプション買いのプレミアムは、理論上5以上に上昇します。実際の勝ちが88−83=5円で、これに時間価値が加わるためです。
約5円としても、0.266が5円に値上がりすることになります。
- 5円÷0.266=約18.8倍
値上がり幅、約18.8倍です。豪ドル円がもっと上昇すれば20倍というのも夢ではありません。
確率論でいけば、これが現実に実現する可能性は僅かです。
4月11日段階の豪ドル円が83円まで上昇しなければこのプレミアムは0円になってしまうのですが、確率的にはその可能性の方が高いです。
幸い、コール・オプションの買いはプレミアム代金以上の損失は負いません。
なので、大きく勝負したいという時にはとても有効な使い方ができます。
豪ドル円は、大きな波でみれば10〜20円くらいの上げ下げを繰り返しています。最近は、波が小さくなっているとはいえ5円くらいは動きます。
もしも、相場上げ転換初期の頃に「そろそろ上げそうだ」と判断できることがあるとしましょう。
その時にこの仕掛けを入れておきl、その見通し通りになれば通常のFXポジションでの利益の他に、FXオプションでの利益も加えることができます。
上げ転換といっても、いつも急上昇するわけでもありません。
ゆるゆると上昇することもあります。期日までの上昇幅がそれほどでなければ、今回の試算のような10倍・20倍ともなりません。
いろんなパターンがあるのですが、私はいずれ使う予定でいます。
現在の豪ドル円売買は、売りポジション多目で攻めています。そろそろ、豪ドル円下げも終盤戦と感じているので、撤退戦を検討しようかという段階に入っています。
豪ドル円買い転換には、いくつかの形があります。かなりはっきりと「豪ドル円買い転換」と認識できるときもあれば、うっすらと感じるときもあります。
その自信の度合いに応じて、「豪ドル円買い転換と判断したときにコール・オプション買いの仕掛け」をしていくつもりでいます。幸い、失敗してもリスクはプレミアム代金以内で済むため大損にはなりません。
リスクを抑えて大きな利益を狙っていくために、FXオプションを活用していきます。