ブラジルレアル（USD/BRL） スワップ投資とサヤ取り
ＦＸ業者では、のみの取扱いではあるのですが、ブラジルレアル（USD/BRL）のスワップ投資について質問をいただきました。
ブラジルレアル（USD/BRL）でスワップ投資はどうでしょう。
ブラジルレアル（USD/BRL）は０．１ロット（１万通貨）の売りポジションで６００円の高スワップポイントが受取れます。これでスワップ投資をしたいのですが、どう思いますか？
こんにちは。ブラジルレアル（USD/BRL）のスワップポイントは本当に魅力的ですよね。ブラジルは為替下落に対する通貨介入も実施しているようなので、売りポジションで介入による下落狙いの売買なら面白いような気もします。ただ、長期保有は微妙な気もします。ブラジルレアル（USD/BRL）は、長期的には上げ易い傾向もあるのでご注意ください。ブラジルがこれだけの高金利政策を取らないといけない理由も考慮下さいませ。
私としては、単純なブラジルレアル（USD/BRL）のスワップ投資はやる予定はありません。
以下で、補足させていただきます。
ブラジルレアル（USD/BRL） 単純なスワップ投資はちょっと怖い
ブラジルレアル（USD/BRL）は、２０１４年１０月現在が取り扱っていて。０．１ロット（１万通貨）売りポジションで現在一日６００円くらいのスワップポイントが受取れます。これは、資金効率的にもなかなか魅力的な数字です。為替水準も２．５くらいとここ５年での最安値水準にあり、そろそろ反落しそうなので、ポジションをつくるには良さそうな感じもあります。
ブラジルは、資源も豊富で農業生産も多く、人口２億と国内市場も大きいなど非常に魅力的な国のひとつでもあります。
ただ、正直単純にスワップ投資をするにはちょいと怖い通貨です。というのも、ブラジルは戦後７回くらい通貨切り下げを行った国だからです。１９９５年に１レアル＝１米ドルにしてから、経済政策の成功もあり、かなり落ち着いてはいるのですが、いつ崩れだすかわからないという怖さがあります。
落ち着いているとはいえ、１９９５年の１レアル＝１米ドルが今は２．５レアル＝１米ドルとなっているんですよね。ＵＳＤＢＲＬは、落ち着いていても徐々に下げていく傾向のある通貨ペアという見方もしておく必要がありそうな気がします。
２０００年以降は、インフレ率も落ち着いているので悪くはないんですけどね。でもここ数年、特に大統領が変わってから不安定になっているのが気がかりです。でも、この高スワップポイントをサヤ取りに使のは面白い気がします。
ブラジルレアル（USD/BRL）とコーヒーのサヤ取りの考察
ブラジルレアル（USD/BRL）とブラジルが価格形成に大きな影響力を持つ商品との組合せです。
例えば、コーヒーです。ブラジルレアル（USD/BRL）を提供しているＩＧ証券では、ＮＹコーヒー先物という商品ＣＦＤもあります。ブラジルは、コーヒー生産世界一の国で、ＮＹコーヒー先物の値にはその生産動向が大きな影響を及ぼします。ブラジル生産地で天候不順というニュースだけでＮＹコーヒー先物が暴騰するなど、年に何度もあります。
ブラジルレアル（USD/BRL）とＮＹコーヒー先物のサヤ取り
ブラジルレアル（USD/BRL）は売りポジションとＮＹコーヒー先物の売り・買いどちらの組合せが良いのかはわからないのでまずは検証が必要です。ただ、基準となる通貨も違うので、〇〇△◇の単純なやり方は難しいかもしれません。
以上思いつきですが、サヤ取りであればうまく出来るかもしれないと感じたので書かせていただきました。何かのヒントになればうれしいです。
いずれにせよ、ブラジルレアル（USD/BRL）は、単純なスワップ投資対象としては今の私のレベルではちょっと難しいです。私のスワップ投資運用成績とやり方は、は下記ページで公開しています。
