貿易収支悪化対策
昨日、マネーパートナーズＦＸで米ドル円買いポジションを作成しました。自分の日本円資産防衛のための円安対策です。貿易収支悪化が定着しつつある現状を直視すると長期での円安傾向定着の可能性が濃厚となったと判断したので対策を打つことにしました。この買いポジションは、今後の状況次第では、そのまま外貨両替をして保有する予定にしています。
この売買にはマネーパートナーズＦＸを使っています。マネーパートナーズＦＸは、買いポジションを外貨両替して低コストで出金できる数少ない業者です。同条件でできる業者としてはワイジェイＦＸがあります。両社の比較は以下を参考にしてみてください。
長期円安定着の懸念と対策
口座管理画面の昨日作成した米ドル円買いポジションです。
専門家の見方は、燃料費高騰が大きな原因であり原発が稼動すれば解消するといった説明が多いようです。でも、果たしてそれだけなのだろうかという疑問があります。ＦＸ歴が長い方は覚えておいでだと思うのですが、５〜１０年前まで米ドル円は１１０〜１２０円台とかでしたよね。その頃、貿易収支はバリバリの黒字でした。
この１０年間で、日本の輸出力は大きく落ちたのだと実感しています。それでも私は日本人なので日本を贔屓目にみてしまいがちですが、、海外投資家は厳しい目を注いでいるはずです。これらのことを考慮すれば、円安が暫く定着するかもしれない状況になってきたきがします。
そして、これからの円安で懸念すべきは円安進行による輸入品上昇の影響による物価上昇です。今後は、円安進行分だけ国内物価が上昇するという展開も予想されます。まだまだデフレ脱却していないとはいうものの、インフレが始まればその進行は早そうです。
そうなると私達の日本円資産が脅威にさらされることになります。
例えば、１０００万円の預金があっても日本円が５％下落して物価が５％上昇すると１０００万円の価値は５％減ってしまうことになります。１０００万円という預金額は変わりませんが、５％物価上昇があれば１０００万円で購入できる商品は９５０万円程度になります。
預金金利はほとんどゼロのままが続きそうなので、物価上昇分だけダイレクトに預金価値が減っていく展開になります。これの価値を維持するために、日本円資産を米ドルにしておければ、日本円が５％下落しても米ドルは５％上昇するような流れになるのでインフレのリスクヘッジとなります。
この流れになると想定して対策をうったのが今回の米ドル円買いポジションです。
日本円預金や資産を米ドルに純粋に外貨両替するのはちょっと無理ですよね。でも、ＦＸを使えばできます。少ない証拠金で大きなポジションを作れるのがＦＸの良いところです。そのレバレッジ効果を利用することでインフレ対策ができます。例えばこうです。
- 日本円資産 １０００万円保有
- １米ドル円＝１００円と仮定
- ＦＸで１０万米ドル円買いポジション
＊１０万米ドル買いポジションのために入れておく証拠金としては、念のため３００万円以上は入れておきます。これから円高になる可能性だってもちろんあります。円高になっても損きりはするつもりはないのである程度耐えられる状況を維持します。
こんな感じで円安によるインフレ対策としての日本円資産防衛ができることになります。まあ、専門家からすれば穴があるのですが、ある程度の効果はあるかなと思っています。
このやり方は、昔からインフレの激しかったメキシコやトルコやベトナムなど発展途上系の国で国民が自分の資産を守るためにやっていることなんですけどね。
「資産は外貨で保有して、日常生活で必要な分だけ自国通貨に戻して使う」
両替の手数料を考慮しても、自国通貨の下落が激しい国ではこうした方が国民にとっては有効なんですよね。
正直に言えば、日本でも有効な方法となって欲しくはないですけどね。こういうインフレに悩む状況というのは、国民は大変ですからね。一応この買いポジションは、場合によってはそのまま外貨両替してしまう可能性も考慮してマネーパートナーズにしています。
マネーパートナーズＦＸは、買いポジションをそのまま米ドル現金に外貨両替できます。手数料も２０銭程度と外貨両替としては銀行の１０分の１以下です。外貨出金方法も通常の銀行への送金のほか、各国際空港の提携外貨ショップでの受取りもできるので海外旅行で手軽に使うこともできます。
日本が復活することを願いつつ、これが予防的な対処となることを願っております。
