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資金管理の要諦

少ない資金でやると一見高利回りが期待できる状況となるのですが、画餅になりやすいのでご注意下さいませ。私が安定的にやっている基準をご紹介します。

資金管理:数ヶ月は両建て維持できるくらいの余裕大切

スワップポイントサヤ取りの重要ポイントの一つが「資金配分」です。大き目の為替変動があっても数ヶ月はポジションを維持できるくらい余裕を持たせることが大切です。私の基本形はこれです。

 

参考:資金管理編 基本形 FX両建ての注意事項

 

大証FXなんて懐かしい単語がありますね。これは、数年前の記事ですが、今でも基本形はこのままです。

 

南アフリカランド円を例にすると、片方のポジションに証拠金として入れてある証拠金は10万通貨あたり10万円です。現在のランド円約10円の水準レバレッジ計算するとレバレッジ10倍ということになります。

 

レバレッジ10倍で南アフリカランド円投資なんて危なすぎると感じる方もいるかもしれません。

 

でも、心配は要りません。両建てなので反対ポジション口座にも証拠金10万円でレバレッジ10倍のポジションがあるからです。そして予備資金も準備してあるので、動きが出てきたら予備資金を入金させて余裕を持たせるルールとなっています。

 

ここから南アフリカランド円が上げようと下げようと両建てポジション全体で含み損が増加することはありません。

 

この状態で、毎日買いポジションと売りポジションのスワップポイント差分の利益が蓄積し続けます。こんな売買でも年間利回りは2〜6%程度になります。の運用法なので、利益率も低目ですがその分大損の心配をせずに増やし続けることができるわけです。

 

スワップポイント差に大きな変動が無ければ、この両建てポジションを維持するだけで利益が貯まっていくというちょっと変わった運用法です。

 

でも、両建てポジションを維持するのが難しくなる時期がいずれ必ずきます。それは、両建てしている通貨ペアが大きく一方向に動くときです。

 

例えば、南アフリカランド円が9円を割れて8円台前半まで下がるような状況です。通貨ペアにもよりますが、南アフリカランド円の場合2円以上大きく動くと両建てポジションを維持していくのが難しくなってきます。

 

両建てポジション維持が難しくなったら一旦決済すればいいだけなのですが、スプレッド分のロスが出てしまい、利益額を減らしてしまうことになります。

 

決済せずに維持できるようにしておけば利益は大きく膨らんでいきます。スワップポイントサヤ取りをする際には、資金的余力は大き目にしておくのがおすすめです。

資金配分に余裕を持たせる理由

スワップ金利サヤ取り 税金

先ほど紹介した私の資金配分ルールは、南アフリカランド円で2.5円程度の値動きに対応できるようにしてあります。

 

現在の南アフリカランド円の水準は、両建てポジションの作った時点とそれほど動いていないためここから2.5円下げた7円台前半・あるいは2.5円上げた12円台前半までは、両建てポジションが維持できます。

 

南アフリカランド円は、この4年くらいの間はこの範囲内で動いているためスワップポイント変動が無ければずっと両建てポジションを維持し続けることもできたことになります。

 

税金のかからない範囲でスワップポイントサヤ取りをされる方は、私がやっているくらいの余裕は持たせた方が良いと思います。税金のかからない範囲でやるのであればなおさらのこと、決済は一年に一度程度で済ます形が望ましいからです。

 

「大きな為替変動で両建てポジションを維持できない」

 

この現象は時折おきます。

 

ジション作成や決済の時は、ちょっと神経を使うのであまりこまめに売買をする形のスワップポイントサヤ取りはおすすめできません。

 

「高レバレッジで大きなポジションを作った方が高利回りが狙える」

 

スワップポイントサヤ取りでも、この考え方に基づいて高レバレッジで両建てしている方もかなりいらっしゃいます。確かに、期待できる利回りは小資金で両建てポジションを作った方が一見高くなります。
でも、長期間両建てポジションを維持できなければ、その高利回りは実現しません。

 

余裕資金の少ない両建てポジションを作った結果、大き目の変動が起きるとその度に決済せざるを得なくなります。

 

「レバレッジはほどほどにして資金的余裕を持たせたほうが最終的利回りは高くなる」

 

これは、私が5年以上この運用法を続けてきて得た結論でもあります。以上、税金のかからない範囲内でスワップポイントサヤ取りをする際の資金配分の参考になれば幸いです。


FX税金2015 目次

連載FX税金2015の目次です。

 

 

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2015/08/12


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