トルコリラ債とレバレッジ1倍スワップポイント利回り比較

トルコの政策金利は現在7.5%です。証券会社の債権の中には、この金利を大幅に上回るものが結構あります。そこで、レバレッジ1倍でトルコリラ円の買いポジションを保有した場合の利回りとどれくらい差があるのかを比較してみました。使ったのはトルコリラ円高スワップポイントで首位をキープしているくりっく365です。

トルコリラ円スワップポイント利回りは10%超という現実

トルコリラ円 レバレッジ1倍 スワップポイント

 

現在発売中のトルコリラ建て社債です。表面利率が9.77%と政策金利の7.5%よりもかなり高利回りになっています。さてレバレッジ1倍のトルコリラ円ポジションであれば、理論上為替変動リスクはこの社債と同じになります。レバレッジ1倍でスワップポイントの利回りを計算すれば、利回りにどれくらいの差があるかがわかります。

 

最初の予測では、社債のほうが利回りが良いだろうと思っていました。

 

7月2日のくりっく365のスワップポイントは3倍デーのため3日分で385円でした。1日あたり約128円で、現在のトルコリラ円レートは45.77円です。

 

  • スワップ年間受取想定額:128円×365日=46,720円
  • 1万トルコリラ円の約定代金:45.77円×10000通貨=457,700円
  • レバレッジ1倍の利回り計算:(46,720円÷457,700円)×100=10.20%

 

意外にも、レバレッジ1倍のスワップポイントのほうが年間利回りは高いという結果になりました。

 

トルコリラ建て社債は、途中での売却もしにくく為替手数料もガツポリ取られます。ただ、今後金利が下がっても表面利率は確保というのがメリットではあるのですが、金利上昇局面ではそれはデメリットともなります。

 

FXにはそういう窮屈さがないにも関わらず、利回りも単純比較で高いんですねぇ。しかも、レバレッジ1倍でやっても10%以上の高利回り水準のスワップポイントが受け取れます。レバレッジ2倍・3倍であれば20%・30%の利回りになります。

 

これも、FX各社がトルコリラ円の取引条件競争をしてくれているおかげかもしれませんね。くりっく365のスワップポイントも外為どっとコム社などの好敵手がいるうちは高水準を維持してくれそうな気がします。

 

くりっく365口座で多分唯一かもしれないキャッシュバックキャンペーンを実施中なのが岡三オンライン証券です。うれしいことに9月末まで延長となりました。

 

 

2015/07/02


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