メキシコペソ円(MXNJPY) 日足で見る2018年5月の買い時
メキシコペソ円(MXNJPY)の日足チャートをみていると、当面の攻め時のようなものが浮き出てきている感じがあります。堅実に狙うならもう少し様子をみてからでも良いかもしれません。ここ半年の傾向などをまとめてみました。
チャートで使っているのは、メキシコペソ円スプレッド実践0.2銭台とダントツノ低スプレッド提供中のサクソバンク証券です。
メキシコペソ円(MXNJPY) 日足で見る2018年5月の買い時
2017年12月ごろからのメキシコペソ円日足チャートです。過去の値動きを遡ってみると、2012年ごろに5.5くらいまで落ちてから8円台まで上昇して現在の水準に落ち着いてきたという経緯があります。
ここ半年くらいの往来相場の特徴は、以下のようになっています。
- 5.6〜6.0くらいの往来相場
- 1ヶ月〜1ヶ月半くらいの周期で上げ下げを繰り返している。
- 目先は4月16日くらいからの下げ相場中
過去の値動きと、最近の傾向だけみると「5.5が大底でこれ以上落ちていくことはなさそうだ」という気もしてくるのですが、そこで完全に線引きをすることはできません。
新興国通貨は、定期的に底抜けするような下げをすることがあります。「大底」という概念を持つべきではありません。
優良新興国であるメキシコペソ円でも、この部分は同様にみています。
この往来相場が続きそうだという想定で攻めていくのであれば、例えば以下のような売買が考えられます。
- 5月くらいまで様子をみる。
- 下げ相場が進み、5.7割れとなるようであれば3分割くらいで買っていく。
- 相場転換して上げて来たら利益確定
- 5.5割れとなった時は、更に下落していく可能性もあるので対応策をあらかじめ決めておきます。
又は、FXオプションを使って今の段階で「USDMXN コール・オプション買い」か「USDMXMNプット・オプション売り」というのもあります。
このFxオプションは、単純に「当面メキシコペソが弱そうだ」という想定で作るポジションです。
USDMXNは米ドル円に対するメキシコペソ通貨ペアですのでメキシコペソ円とは違うのですが、米ドル円に対してメキシコペソが下げる時は日本円に対しても連動する傾向があるので、それを利用します。
MXNJPYとUSDMXNは、値動きが逆になります。日本=米ドルで値動きが全くないと想定すれば以下のようになります。
- メキシコペソが弱いときはMXNJPY下げまたはUSDMXN上げ
- メキシコペソが強いときはMXNJPY上またはUSDMXN下げ
現実には、日本=米ドルで値動きが全くないということはないのですが、値動きが逆になるという例えとして書かせて頂きました。
こういう売買が有効かどうか。
練習を兼ねて、本日「USDMXNプット・オプション売りポジション 1万通貨」を作ってみました。
5月2日期日で権利行使価格18.8000でプレミアム0.08094(日本円換算約5000円)です。
まずは練習ですので小さなポジションでいきます。
USDMXN現在値は、18.8470です。途中で決済する可能性もあるのですが、メキシコペソ円がこのまま弱含みで推移して5月2日期日にUSDMXNが18.8000以上であればこのプレミアム約5000円は受取となります。逆に、メキシコペソ円が反発してUSDMXNが17台に入るような展開となれば、このFXオプションポジションは損失となります。
結果検証をしながら良い形に進化させていく予定です。