メキシコも利上げ
12月14日にメキシコが利上げをして政策金利を7⇒7.25%に引き上げております。国内のインフレ抑制が主な理由ではありますが、米国の利上げ大きく影響しているようです。
今後、メキシコペソ円スワップポイントへの影響もでてくるかもしれません。
メキシコペソ円 最近の値動き
メキシコペソ円の2017年12月19日までの日足チャートです。9月25日から下げ気味の値動きが続いているのですが、そろそろ終わりそうな感じになっているところです。
今回の利上げが、下げ止まりのきっかけになるのかもしれません。
とはいうものの、メキシコ国内はなかなか厳しい状況にあるようです。日本経済新聞記事を抜き出すと以下のように書かれていました。
メキシコの消費者物価指数は11月に6.63%上昇した。足元で上昇率が高まっており、中銀目標の3%を大幅に上回る水準で推移している。物価上昇を抑えるために利上げが必要と判断した。
米連邦準備理事会(FRB)が13日に0.25%の利上げを決定したことも背景にある。これまでもFRBの動きに対応して利上げを続けており、今回の利上げ幅も米国と同じ水準だ。米の金利上昇による通貨ペソの下落を防ぐためだ。
7〜9月期の実質国内総生産(GDP)は季節調整済みの前期比でマイナスになるなど国内景気はさえない。利上げで消費者向けの各種ローンや、企業の資金調達に影響が出る可能性があり、経済成長がさらに減速する懸念もある。
まとめれば、出来れば利上げはしたくないものの、ペソ下落防止のためには利上げせざるをえないというところのようです。
米国よりも高い金利を維持しなければいけないというのもメキシコの基本政策のようです。
確かに、メキシコは米国の隣国でもあるので米国よりも金利が低くなれば大量の資金が米ドルに流れてしまいやすくなります。
メキシコ国民からみても、「金利の高い米ドル預金」と「金利の低いメキシコペソ預金」の2つがあれば、ほとんどの人が迷わず「金利の高い米ドル預金」を選ぶことになるからです。
なので、単純にメキシコ利上げがメキシコペソ円高に繋がるとはならないようです。でも、せめてメキシコペソ円のスワップポイントは上げて欲しいところですね。
2017年12月現在、メキシコペソ円スワップポイントが一番高いのは外為どっとコム社です。私は、株券をFX証拠金にできるマネーパートナーズで実験売買を続けています。
メキシコペソ円の値動きに慣れながら、じっくりと攻めてまいります。