両建て運用状況
両建てにより為替変動リスクをほぼゼロに抑えて利益を出していくのがスワップポイントサヤ取り(異業者両建)です。今週の最適組合せ状況をまとめました。
両建て戦線 異常なし
為替相場が大変動している割に、各社のスワップポイントには大きな変動はありません。スワップポイント差を拡大している通貨ペアもでており、収益拡大のチャンスにもなっています。
NZドル円 42円差まで拡大中
その中でももっとも高い利益率が取れそうな通貨ペアがNZドル円です。「買い:ヒロセ通商90円ー売り:FXTF 高速FX48円」という具合で、両建てで42円のスワップポイント差利益が発生する状況です。
ヒロセ通商さんのNZドル円90円キャンペーンがどこまで続くかという不安はあります。ただ、過去同様のキャンペーンを実施した豪ドル円の事例でいくと、キャンペーン終了前には何らかのアナウンスがあるだろうと思われますので、それまでは両建て利用していくというのも面白そうです。
NZドル円は、スプレッドが比較的狭い通貨ペアでもあるため、通常通りにポジションが作れれば1週間〜2週間程度両建てポジションを保有すればスプレッド分を利益で埋めてくれます。それ以降は利益を積み上げていく形になるので、両建てポジションを維持できる限り激変相場でも含み損増加などを気にする必要はありません。
トルコリラ円 ここからの両建てはなかなか厳しい
一方、トルコリラ円はここからの単純両建てはちょっと厳しいかもしれません。売りスワップポイント負担の小ささでダントツの低さをみせていたマネースクエアがジワジワと引き下げてきたためです。買いスワップポイントでは、楽天FXがキャンペーンで128円を提示しているものの、20円差で広目のスプレッドを埋めるには日数がかかりすぎます。
南アフリカランド円 安定収益期待
スワップポイントサヤ取り(異業者両建)人気通貨でもある南アフリカランド円のスワップポイント差は、今月も安定気味に推移しております。この通貨のうれしいところは、売り・買いともに複数の口座が存在するところです。
こういう状況は適度な競争状態があるということでもあるので、比較的長期間安定した収益が見込めます。
ここで取り上げていないマイナー通貨でも両建てチャンスとなっている通貨ペアがいくつかあります。欲張りさえしなければ安定して利益を出していけるのがこの運用法の長所です。
ここからも、しっかりと利益を積み上げていきましょう。