4月反転のジンクスの真実 3月円安なら4月は円高 米ドル円4月アノマリー検証
投資の世界には、理論だけでは説明不可能な現象があります。これは「アノマリー」とも呼ばれています。このアノマリーは、全く使えないものも多いのですが、中には結構な勝率をもたらすものもあります。
例えば、4月の米ドル円にもあります。
4月は相場反転の月
仮に3月が上昇月であれば、4月は下落に転じるというものです。しかも、4月に転換した後は数ヶ月その方向で値が動きます。。参考までに、MT4で4月アノマリー用のEAを作成して検証してみました。EAは、4月にポジションを作って6月に入ったら決済するという内容です。米ドル円で2000年から2012年までの13年間でのバックテスト結果です。
13回の売買で11勝2敗です。勝率は84.62%です。毎回5万通貨での売買ですが、4月〜5月にポジションを保有するという売買だけで、資金は10000⇒27348.86と3倍近くまで増加するという結果になりました。毎年の個別売買記録も参考までにご紹介させて頂きます。
ここ7年間は、ずっとこの4月アノマリー通りにやって利益になっているんですねぇ。
4月アノマリー 活用
今日は2013年3月29日です。今日の終値で3月が「上昇の月」か「下落の月」かが決まります。ちなみに、私のMT4では、今日の米ドル円の終値が92.553円より高ければ「上昇月」、安ければ「下落月」となります。
現米ドル円為替値が94.137円なので3月上昇月となる可能性がかなり高いです。
こういうアノマリーは、裁量トレードでは使う気にはなかなかなれません。でも、確率の高いものがあれば自動売買でやってみるのはいいと思っています。これも、自動売買の一つの活用法かもしれませんね。
私が主力で使っているMT4はアルパリジャパンです。
ただ、最近はFXトレードフィナンシャルのMT4も使い始めています。両社の違いは「スプレッド」と「スワップポイント差」です。スプレッドは、アルパリジャパンのほうが狭いのですが、スワップポイントの売りポジションと買いポジションの差では、FXトレ−ドフィナンシャルの方が有利になっています。
短期ポジションはアルパリジャパン・長期ポジションはFXトレードフィナンシャルという感じの使い分けが面白いと思っています。
「お気楽FX 相場生活入門」 3月29日 更新情報