当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

建玉整理 くりっく365独自機能検証

過去記事南アフリカランド円50万売りポジション残るで書いた南アフリカランド円売りポジションに利益が乗ってきたので昨日両建てにしております。そのまま決済しても良かったのですが、もう少しポジション操作をして利益を増やそうという目論見で両建てとしました。

 

この両建てポジションを使った「建玉整理」について説明させていただきます。建玉整理は、くりっく365独自機能です。

建玉整理 両建てポジションを一気に消滅させるってどう凄いの?

くりっく365 建玉整理

 

これが、現在のくりっく365口座で両建てとなっている南アフリカランド円ポジションです。7.214円で50万通貨売りポジションと7.140円で50万通貨の買いポジションがあるのが確認できるかと思います。

 

建玉整理というのは、この両建てポジションを一気に消滅させる機能です。スプレッドを2重に取られるずにすむメリットがあります。

 

でも、普通の両建てポジションの決済とどう違うのかが今一つわからないという方も多いだろうと思います。実際、建玉整理をするとどんな感じになるのかをみて頂けばその効果が実感しやすいかもしれません。

 

まずは、上記画像の右から二番目、「決済」の横に「建玉整理」という項目があるのを確認してください。その列をみて頂くと対象となる両建てポジションのところには「一括整理」というボタンがあります。

 

そこをクリックしてみてください。以下のような画面が表示されます。

 

くりっく365 建玉整理 2

 

この画像の一番上は、現在の南アフリカランド円値です。7.240−7.265円ということでスプレッドが2.5銭と開いています。この画像を撮った時間はG20の開幕前の影響のようです。いつものくりっく365南アフリカランド円スプレッドは0.5−1.5銭くらいが多いです。

 

この画面は、消滅させる売りポジションと買いポジションの確認画面です。

 

これで間違いがなければ「計算」ボタンをクリックします。念のため申し上げますが、ここで「計算」ボタンをクリックしてもポジションが決済されてしまうことはありません。今回の記事自体、私の両建てポジションを消滅させずにその直前までで作成しています。このままやってもポジションに影響はでないのでご安心下さいませ。

 

計算を押すと以下の画面となります。

 

くりっく365 建玉整理 3

 

この両建てポジションを消滅させると、合計29,820円の利益が発生することになります。くりっく365は、スワップポイントが売買同値のためこのまま両建てポジションを数年放っておいても、この収支が悪化するようなことはありません。

 

なので、取りあえずは両建てポジションにしたまま放っておき利益を更に拡大できるチャンスが到来したと判断したらはずすといった使い方ができます。

 

でも、これだけだったら同じスワップポイント売買同値であるDMMFXなどでも同様にできそうな気がします。

 

建玉整理の効果をみるために、「通常の両建て決済」と「くりっく365の建玉整理を使った両建て決済」の収支計算をしてみましょう。先ほどの南アフリカランド円為替レートを使用します。

 

  • 為替レート 7.240−265
  • 買いポジション値 7.140円 スワップポイント累計+700円
  • 売りポジション値 7.214円 スワップポイント累計ー7,880円

 

通常の両建て決済は買いポジションと売りポジションをそれぞれ決済して行います。今回のポジションを建玉整理を使わずに決済したとすれば、各ポジションの収支は以下のようになります。

 

買いポジション決済計算

 

(7.240 − 7.140)×50万通貨+700円=50,700円

 

売りポジション決済計算

 

(7.214 −7.265)×50万通貨ー7,880円=ー33,380円

 

個別決済した場合の合計収支

 

50,700円 − 33,380円 =17,320円

 

先ほど建玉整理をした際の収支は29,820円でした。

 

個別に決済した場合とでは、12,500円の差がでることになります。

 

随分、大きい利益差がでたような気もしますね。でも、この12,500円を50万通貨で割ってみるとこの差の原因がわかります。

 

  • 12,500円 ÷ 50万通貨 = 0.0250 = 2.5銭

 

はい、そうなんです。

 

この2.5銭は、現在の南アフリカランド円レート7.240−7.265円のスプレッド2.5銭と同じです。このスプレッド差が収益に上乗せされたのが12,500円ということです。

 

これで建玉整理のスプレッドを節約できるというメリットがご理解し易いのではないでしょうか。

 

*この建玉整理は、同一口座内での両建てポジションでのみ使用できます。別口座を使うスワップポイントサヤ取り(異業者両建)などでは利用できませんのでご注意下さいませ。

 

南アフリカランド円は、どこの業者でもスプレッドは広目です。そういう通貨で両建て運用をする場合は、この建玉整理が有効に活用できます。私の両建てポジションは、南アフリカランド円がある程度動くまではこのままにしておきます。

 

もしも、上げ相場が続くようであればある程度上昇したところで「売り時近し」と感じたときに買いポジションの利益確定をするという方法もありです。上げるにせよ下げるにせよ完全両建てにしているので、心理的に動揺することはありません。

 

今の両建てポジションは、余裕を持って次の一手を打つのにも適した形です。

 

くりっく365メリット 私が使い続ける4つの理由

2016/02/26


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ