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ドルコスト平均法ルール 弱気はあるのに強気がない理由

私の純ドルコスト平均法の購入ルールには、「基本」と「弱気」の2種類あります。「強気」がないのには理由があります。

純ドルコスト平均法 毎月の購入ルール

今回は、純ドルコスト平均法の毎月の購入ルールです。今年は、前年と売買ルールに変更はありません。

 

毎月の購入の仕方

 

買い平均値より高いか低いかを元に購入数量を決定。

 

  • 買い平均値以下:基本3倍 弱気1〜3倍
  • 買い平均値以上:基本2倍 弱気0〜1倍
  • 安値更新・安値近辺時:基本4倍、弱気2〜3倍
  • 高値更新時:基本1倍 弱気0倍
  • 利益確定後の再投下資金は最大レバレッジ2倍以内とする
  • 3年目以降レバレッジが2倍を大きく超えているときは上記規定に縛られずに下げるのは可

 

倍は平均レバレッジのこと

 

計算式:(ポジション総額+スワップポイント)÷投入資金

 

毎月の積立は、「基本」と「弱気」の2種類あります。これについて説明させていただきます。まずは「基本」についてです。

「基本」ルールでの積立

毎月購入のレバレッジは、現在ポジションの買い平均値をもとに決めます。買い平均値は、これまでのポジションの総平均値のことで、SBIFXでは口座管理画面の「平均約定価格」で確認できます。

 

この買い平均値よりも豪ドル円値が安い月はレバレッジは高目で買い数量を増やしていきます。こうすることで買い平均値を効果的に下げていけます。

 

逆に、豪ドル円が買い平均値よりも高い月はレバレッジを下げて買い数量も減らします。こうすることで「高値掴みのポジション」を減らし買い平均値の上がり方も鈍くする効果があります。

 

基本的には、買い平均値をもとに自動的に毎月の購入レバレッジを決めていきます。

 

レバレッジ2倍と決めれば、積立金10万円を入金したあとに約定代金20万円になる数量の買い注文を出すことになります。この計算は、豪ドル円80円だとして計算すると以下のようになります。

  • 積立金:10万円
  • 今月のレバレッジ:2倍
  • 約定代金:10万円×2倍=20万円
  • 購入数量:20万円÷80円=2500通貨

 

実際には、毎月の購入数量がこんな丸い数字になることはほとんどありません。「997豪ドル買い」とか「3257豪ドル買い」という具合に、1通貨単位の数量となります。この細かい数量設定が毎月続けていくうえでは大切です。

 

積立をした後にサラリと計算して成行注文でポジションを作ります。慣れてしまえば、数分で済む作業です。SBIFXトレードが1通貨売買を可能にしてくれたおかげで可能となりました。

 

参考:純ドルコスト平均法 現在のポジション数量など成績状況

 

通常の月は、大体こんな感じで積立をしてレバレッジを決定してポジションを作っていくことになります。これが上記ルールで「基本」としている月です。ただ、たまに「今月はちょっと考えたい」という月もでてきます。

 

そういう時は「弱気」ルールで積立をすることもあります。

「弱気」ルールでの積立

豪ドル円が大きく動き出すとちょっと悩む月もでてきます。特に、相場が大きく下落する時は「今月はちょっと抑えたいなぁ」という時もあります。その逆に、豪ドル円がガンガン上がっているときには「そろそろブレーキをかけた方が良いかも」と感じることもあります。

 

いずれにせよ「ポジションを減らした方が良い時期」と心の中では思っている時です。

 

こういう時には無理せずレバレッジを下げて対応します。それが「弱気」での積立となります。

 

ちなみに、「弱気」はあっても「強気」はありません。

 

これにも理由があります。

 

「強気」・・・・になる必要はないからです。

FXの失敗のほとんどは直前の強気の勝負が原因

これは、失敗を防ぐためにも効果があります。なぜなら「FXの失敗のほとんどは直前の強気の勝負が原因」という現実があるからです。

 

これまでFXで失敗した経験のある方は、過去の失敗の経緯を思い出していただくと納得いただけるだろうと思います。相場の見通しにかなりの自信がある時期や、「もっと儲けたい」と焦っている時期には、強気の勝負をしたくなるものです。

 

私自身、この経験は過去に何度もあります。

 

正しい投資法でFXをやっているのであれば、売買ルール通りにやっていて大失敗をすることはほとんどありません。失敗のほぼ100%が「ルール破り」といっても過言ではありません。

 

ルール破りの中でも、「余計な勝負」あるいは「必要以上に強気になっていつも以上に売買数量で勝負」したときに相場が想定外の動きになって大失敗というパターンがもっとも傷口を大きくします。

 

純ドルコスト平均法に「強気」という項目がないのは、この失敗を防ぐためです。ルール通りにやる限り失敗しないという運用を続けるのがこの公開口座の目標でもあります。

 

無論、絶対というのはありません。

 

純ドルコスト平均法は損きりはしないでいくように売買ルールを作ってはあるのですが、それは豪ドル円がある程度落ちてもいずれは戻ってくるという値動きを続けてくれるという想定でやっています。

 

なので、豪ドル円が10円台・20円台まで落ちるようなことがあれば、こういうスワップ投資系の運用法は損きりする以外の防衛策はありません。

 

豪国破綻など想定外の特殊な状況が起きない限りはここまでの暴落は起きないと思っています。豪ドル円がここまで落ちるには、豪国の事情だけでなく日本自体が絶好調になっていることも条件だからです。

 

ただ、この部分だけは今後の状況次第で判断していくことになります。

ドルコスト平均法2015 目次

 

この連載は、SBIFXトレードを使用した純ドルコスト平均法実践のためのコツやルール改良点などをまとめたものです。このドルコスト平均法運用の概要や運用状況は下記にてまとめてあります。

 

SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法運用状況

2015/11/18


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