ドルコスト平均法続けて実感するメリット 積立投資が大きな資産形成に有効な理由
FX積立2015年3月分を本日行いました。今月はレバレッジ1倍での買いです。買い対象の豪ドル円が買い平均値を上回った状態のためルールに従い、買い数量は少なくしています。円高になりそうでならない展開が続いているのですが、この積立はルールに従い粛々と続けていきます。今回は「積立投資が大きな資産形成に有効な理由」についてもまとめてみました。
この売買には、1通貨売買が可能なSBIFXトレードを使用しています。
ドルコスト平均法 2015年3月概況
今月積立までの運用資産推移グラフと詳細内容はこんな感じになりました。
注意点:含み損益のデータは2013年8月より取り始めました。
現在の合計ポジション
ポジション |
買い平均値; |
積立総額; |
利益+スワップ |
運用資金合計 |
含損益考慮 |
44,052豪ドル |
92.9718円 |
2,215,000円 |
231391円 |
2,446,391円 |
2,456,003円 |
含み損益を考慮した資産合計は250万円まであと一歩で一休みです。目先では含み損にはなって欲しくはないのですが、長い目でみるとここでもう少し下げてくれた方が買い数量も増やしやすいところです。まあ、相場の値動きは自分の期待を裏切ることが多い多いので何も考えずに、自分のルールだけに従い続けていきます。
この積立も始めてから早2年半が経過しました。ここまでは安定して増やしてきています。
積立投資が大きな資産形成に有効な理由
株や投資信託でも、ドルコスト平均法効果をもとにした積立投資の有益性はよく力説されます。でも、実際にそれを実行している人は本当に少数派です。でも、社内積立で投資信託や持株会での自社株買いなどで大きな資産をつくる方は結構います。私も、その社内積立制度でドルコスト平均法積立の威力に目覚めた一人です。
FX版として移植したのが、この純ドスコスト平均法です。積立投資のメリットはいろいあろあります。その中で、もっとも良い点をあげるとすればこれだと思います。
「誰もが投資しやすい天井圏を外してポジションを作ることができる」
仮に100万円が手元にあったとします。豪ドル円がガンガン上がっている局面だと全力で豪ドル円買いポジションを作ってしまいがちです。でも、大体そういう局面はあとからみれば「天井だった」ということが多いものです。初めてFXをするという方は特に天井圏で買いポジションをつくりやすい傾向にあります。
初めてFXをやるという方が興味を持つのは外からみてFXが儲かりそうな時期です。
儲かりそうに見える=多くの人が儲けている=既に相場がかなり上昇している
こんな方程式も成り立つ時期です。こういう時期に資金を一気に投下すると、どうしてもその後の下げで大きな痛手を被りやすくなります。これは、不動産でも似たようなことが言えますよね。不動産が投資対象として騒がれるのは、大底圏ではありません。ほぼ確実に、かなり上昇した後です。普段は、不動産に興味を持たない方までもが物件を探すようになってくると大体天井になります。
でも、稀に更に上がり続けることもあります。こういう時は、とても悔しい想いをするものです。
- もっと上がりそうだから勝負をしたい。
- でも、高値掴みは避けたい。
これが、普通の人間心理だろうと思います。本当は、下がるまで待つのが良いと思ってはいても手元に資金があるとどうしても我慢が出来なくなります。
こういう時には、100万円ある資金をあえて10分割して積立形式で買うようにするとよいです。不動産と違い、FXは小さく分割して売買することができます。ちょっとでも買っておくことで、「もっと上がりそうだから勝負をしたい。」という欲求をある程度満足させておくことができます。そして、実際に下げ始めてからも買い続けることで高値掴みを避けていけます。
これらの効果の積み重ねは、長い年数続けることで更に大きくなっていきます。
- 高い時期には小さく買い
- 安い時期には大きく買う
極端に書けば、ドルコスト平均法積立はこれの繰り返しにすぎないのかもしれません。でも、たったこれだけのことでも「高値圏で大きく買って失敗するリスクを軽減」して「大底圏でしっかり買ってリターンを増加」させていきます。
この流れでずっと続けていけば、10年・20年後には大きく資産が増えていきます。1分や30分といった短い時間でFXに勝負をかけている方にはバカにされてしまいそうな話ですが、私はこのFX積立で安定して資産を増やしていくつもりでいます。