移動平均線 FXチャートの利用法
移動平均線は、FXに限らず投資をする人であれば知らない人はいないといって良いほどの著名チャートです。FXでも、多くの形で使用されています。英語では「Moving Average」と呼ばれてこれをMAと省略して呼ぶこともよくあります。
移動平均線は、投資苑によればもともろ対空砲の砲手によって金融市場にもららされたと言われています。第二次大戦中に、敵機に砲弾の狙いを定めるために移動平均を用いたのだそうです。
始まりはどうあれ、FXチャートにおける移動平均線は日々進化しています。ここでは、その基本形をまとめさせて頂きます。
移動平均線の基礎知識
移動平均線は、一定期間のデータの平均をチャートにしたものです。代表的なものが5日移動平均線・25日移動平均線・75日移動平均線・200日移動平均線などです。これらは、現在でも株式市場でよく使われています。
株価変動を説明する際に「200日移動平均線を上回ってきた」などという表現を聞かれたことがある方も多いと思います。
FXでも移動平均線は、良く使われています。例えば、これはインヴァスト証券のらくらくテクニカルで表示されている移動平均線チャートです。
時間足の移動平均線チャートです。緑線がMA5で「Moving Average 5本」の意味です。つまり1時間足5本の平均値の線となっています。オレンジは、MA25となっています。これは、MA5同様に「Moving Average 25本」の意味です。1時間足25本の平均値の線です。
株式投資で移動平均線を使うときは「日足」が多いのですが、FXチャートとして移動平均線を使うときは、時間足や分足など短いものが多いようです。移動平均線での売買シグナルはいくつかの形があります。代表的なものは以下の2つです。
- 実際の値と移動平均線が交差したとき
- 移動平均線同士が交差したとき
移動平均線の売買シグナルは、ゴールデンクロス=買いシグナルやデットクロス=売りシグナルなどとも呼ばれています。MAの本数は、相場の流れに合わせて使う数を変えたりする人も多く、いろんな組合せが検証されています。自動売買でもよく使われているチャートです。