くりっく株365とCFD 特徴に応じて使い分け
NYダウと日経225を中心としたCFD取引運用を本格化しています。その使い分けの元となっている比較表を作成しましたので記事にさせて頂きます。CFDはGMOクリック証券CFD取引口座、くりっく株365は手数料最安値フループの岡三証券くりっく株365口座で比較を行っています。
日経225とNYダウ 取引条件まとめて比較
項目 |
GMOクリック証券 |
くりっく株365 |
---|---|---|
日経225スプレッド |
2〜10 |
7〜15 |
日経225レバレッジ |
10倍 |
約20倍 |
NYダウスプレッド |
3〜10 |
7〜15 |
NYダウレバレッジ |
10倍 |
約50倍 |
手数料 |
無料 |
片道162円 |
ロスカット変更 |
必要 |
不要 |
1枚の約定代金 |
取引値×10 |
取引値×100 |
スプレッドについて
スプレッドは、日中の管理人目視で定期的に確認している結果をまとめています。両口座が同じになることもあるのですが、実際にはGMOクリック証券CFD口座の方が低スプレッドとなることが多いようです。
レバレッジについて
レバレッジに関しては、くりっく株365の方がかなり有利になっています。高レバレッジで出来るということは、必要証拠金が少なくて良いため低レバレッジ口座に比べると同じ資金で運用すると資金的余裕が大きくロスカットされにくくなるというメリットがあります。
1枚の約定代金について
1枚の約定代金は、日経225現在値が17000だとすると、GMOクリック証券の1枚は17000×10=170,000でくりっく株365は17000×100=1,700,000となります。GMOクリック証券の方が小口の売買が出来るということになります。
ロスカット制度の違いについて
ロスカット変更の制度にも注意が必要です。FXでは、必要証拠金4万円でも50万円入金しておけば強制ロスカットの可能性が出てくるのは含み損46万円を超えるような状況となってからとなります。それまでは、ポジション管理上特段の手続きは要りません。くりっく株365は、FXと同じですのでFXの放置ポジション同様に放ったらかしのポジション保有ができます。
GMOクリック証券のCFD取引の場合、制度が違っています。ポジションが出来ると同時にロスカットレートが自動的に設定されます。このロスカットレートのままにしておくと、資金的余力がいくらあってもそのレートになると損きり注文が執行されてしまいます。
このため、余裕資金をたっぷり入れて長期保有のポジションを作りたいときは、注文成立した後にロスカットレート変更をする必要があります。
以上から両口座は目的に応じて使い分けていくのが得策だと思っています。例えば、運用資金100万円とした場合以下のような感じになります。
くりっく株365は、先程の比較表にはありませんが、配当相当額の発生頻度が高いという特徴もあります。これにロスカットされにくいという特徴も活かして長期保有ポジションを中心にFXのスワップ投資のような運用が向きます。
手数料無料+低スプレッドを活かした短期売買に向きます。短期売買であれば、ロスカットレート変更をしないで売買をするというのもリスクを抑える上では有効です。
同じ日経225・NYダウでも内容は取引条件などは口座によってかなり違ってきます。使い分けの参考になれば幸いです。