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CFD取引と株式投資 レバレッジの違いと資金効率比較 CFD取引入門 第2回

CFD取引と株式投資で同じ銘柄を売買する場合の必要資金の比較をしました。CFD取引は、株式取引などと比べて小資金で効率運用ができるというメリットがあります。

 

ただ、小資金だというだけではリスクが高くなりすぎるデメリットもあるのですが、もともとリスクを抑えているサヤ取りなどでは、このメリットは大きな武器となります。今回は、株式取引とCFD取引で同じ取引をしてどれくらい必要資金が違うのかを比べてみます。

株式取引とCFD取引比較

私がCFD取引でやっている二国間サヤ取りは、米国30と日本225でやっています。その概要は以下のようになっています。

 

利用口座:GMOクリック証券CFD

 

買い:米国30概要

  • レバレッジ10倍
  • 売買単位1枚=売買代金20万円相当 
  • 証拠金2万円くらいから(1枚が投信10株に相当する)

 

売り:日本225

  • レバレッジ10倍
  • 買単位1枚=売買代金17万円相当
  • 証拠金1.7万円くらいから(1枚が投信10株に相当する。

 

株式取引でも上場投信を利用することでこれと似たような売買を行うことができます。もしも同じような売買をするときには以下のような感じになります。

 

米国30とほぼ同じ値動きをすると思われる上場投信としては「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信」があります。その概要もまとめてみます。

 

「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信」

  • 売買単位1株=売買代金2万円相当
  • 必要資金2万円くらいから
  • レバレッジ 現物1倍 信用3倍
  • 信用売り可

 

日本225とほぼ同じ上場投信はいくつかありますが、上記と同じ野村系だと「日経225連動型上場投資信託 」があります。

 

「日経225連動型上場投資信託 」

  • 売買単位1株=売買代金1.7万円相当
  • 必要資金1.7万円くらいから
  • レバレッジ 現物1倍 信用3倍
  • 信用売り可

 

既にお気づきだと思うのですが、最低単位を売買する必要資金は同じなのですが、売買できる売買代金が違います。

 

同条件での比較

 

上記条件をもとに「同じ枚数を売買するのに必要な資金」を比較してみます。この銘柄ではGMOクリック証券CFD取引1枚=株式取引10株なので以下のようになります。

 

CFD取引:米国30を1枚買い+日本225を1枚売りの必要資金

 

必要証拠金1.7万+2.0万=3.7万円相当

 

株式取引で10株相当を売買するのに必要な資金

 

株式取引:米国投信10株買い+日本投信信用取引10株売りの必要資金

 

必要資金20万円相当

 

*現物株20万円分を信用取引担保とできるので信用取引分の売りポジション分の資金は不要として計算しています。
3.7万円と20万円ですので、CFD取引のほうが同じ売買でも必要資金は5分の1程度で済むことになります。

CFD取引 同資金で約5倍の取引ができる

株式取引で現物取引はレバレッジにすれば1倍で、信用取引でも3倍です。現物株を担保にできるのですが、それでもCFD取引のレバレッジ10倍との差は埋めることができません。

 

 

でも、株式取引をレバレッジ10倍でやるのと同じでしょ。それは危ない気がするよね。


 

この疑問は、その通りですね。それに配慮して、私の場合も実際のCFD取引レバレッジは抑えてああります。株式は、株価が数倍になることも珍しくはありません。レバレッジ3倍の信用取引でさえ株価急落時にはかなりの損失を被る方がでるということは認識しておかねばなりません。

 

私が売買しているのは国の株価指数ですので、短期で数倍や数分の1になることはまずありません。

 

しかも、米国と日本の相互関連の強い銘柄同士を両建てというサヤ取り形式にしてあります。このため、ある程度高目のレバレッジでも含み損が大きく膨らむ心配は少なくなっています。それでも、現状レバレッジは3〜4倍程度にしてあります。

 

高レバレッジが可能というのは、メリットであると同時にリスクが高まるという部分もあります。

 

FXに慣れてしまうとレバレッジ3倍や4倍の取引は低リスクでつまらないと感じるかもしれませんが、油断しないようにご注意ください。

 

運用商品・運用法によって適正なレバレッジは大きく違ってきます。私のCFD取引でのサヤ取りも、その違いを意識しながらやっています。

CFD取引比較入門 目次

2015/01/31


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