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うねり取り場帖とCFD取引に役立つサヤの理解 2つの役割

うねり取り場帖 CFD取引入門 第14回

「コーン うねり取り」の売買判断は、豪ドル円と同じく「場帖・グラフ」にて行います。グラフはまだ描いていませんが、場帖は1か月ほど前より記入しています。

CFD取引に役立つサヤの理解 2つの役割

これが「コーン うねり取り」で使用している場帖です。

 

CFD取引場帖

 

*場帖はトレーダーズショップで購入。参考:トレーダーズショップ。「商品相場用場帳(場帖)用紙」で検索するとでてきます。

 

2月より記入を始めています。私は市販の商品相場用場帖を使用しています。この場帖にCFD取引「コーン」の元となっていると推測される「USコーン」の値を記入します。私がコーンの値を取得しているのは以下のサイトです。

 

参考:Corn Futures Settlements - CME Group

 

記入値は、上記ページのリンク先にあるCMEグループのHPにある「Corn Futures Settlement」から拾っています。具体的には「Settlement」タブのなかの表中「Settle」の値です。

 

 

あれ? 5本も同じような値があるぞ?


 

はい、その通りです。「MAR 15=2015年3月限」の意味になります。これが先物用語でよく使われる「限月」というものです。先物市場では「2015年3月 コーン」「2015年5月 コーン」という具合に期間で区切られています。CFD取引「コーン」は1本しか値がないのですが、これはこの先物限月のなかで中心となっている限月の値だけを売買に使用しているためです。

 

また、3月と5月の値段差のことを「サヤ」と呼びます。先物市場ではこのサヤを利用してサヤ取りやサヤすべり取りをする人も多いのです。CFD取引の価格調整額は、このサヤを中心に決められているようです。

 

この5限月を記入するやり方には、2つの利点があります。

 

  • 価格調整額の予測がつく。
  • 相場の荒れ具合がわかる

 

ちょっと補足させていただきます。

価格調整額の予測がつく

CFD取引には「株式の配当金」「FXのスワップポイント」に似た価格調整額というのがあります。

 

参考:配当金 VS 価格調整額どっちが有利? 

 

ただ、この価格調整金配当金やスワップポイントと大きく違うところが一つあります。FXのように「豪ドル円買いポジションは基本的に受取」と決まっていないところです。
そして、案外大きい金額となることもあります。例えば、2015年2月の価格調整額は927円でした。買いポジション保有でー927円で売りポジションで+927円です。

 

コーン1枚の最低証拠金は2000円台ですので、特に高レバレッジで取引をしている方は無視はできない金額です。このCFD取引の価格調整額が、「買いポジションで受取」となるか「売りポジションで受取」となるのかは、一応発表までわからないようになっています。

 

でも、先物市場の値を見ることで価格調整額がどちらででるかはある程度推測がつきます。

 

これは、限月間のサヤが目安になります。

 

  • 順ザヤ 買いポジションで支払 売りポジションで受取
  • 逆ザヤ 買いポジションで受取 売りポジションで支払

 

単純に書けばこうなります。3月11日現在の海外先物「USコーン」の値はこうなっています。

 

  • 2015年5月限月 391.0
  • 2015年7月限月 398.4
  • サヤ 398.4−391.0 = 7.4(USドル)

 

順ザヤというのは、後の限月の方が値が高い状態をいいます。逆ザヤは、逆に直近の限月の方が値が高い状態です。現在は順ザヤとなっていて2つの限月の差である7.4USドルが価格調整額の目安となります。

 

1USドル=129円とすれば・・・

 

7.4×120円=888円

 

サヤが今のまま4月の価格調整額発生日まで経過すれば、「買いポジションで支払」となり、この金額に近い数字が価格調整額となると推測されます。こんな具合に、サヤをみることでCFD取引の価格調整額の予想ができます。

 

でも、サヤにはもっと重要な役割があります。

 

それは、相場の荒れ具合を測る物差しとしての役割です。

相場の荒れ具合がわかる

実は、サヤをみることで相場の荒れ具合がある程度わかります。

 

  • 順ザヤ 普通の状態
  • 逆ザヤ 相場が荒れだした状態
  • 大きな逆ザヤ 仕手戦や超異常気象などにより大荒れ

 

干ばつなどでコーンの大不作懸念により値が数倍に暴騰するときなどは必ずといって良いほど大きな逆ザヤとなります。そして、荒れ方がひどいほど逆ザヤが大きくなる傾向にあります。逆に生産量が順調でとくに不安材料がないときは順ザヤで推移することが多くなります。

 

ただ、ここのところこれを単純に判断できない状況も続いています。

 

  • 異常気象の常態化
  • 米国低金利の長期化

 

この2つの要因が原因です。

 

異常気象が世界中で常態化しているのは、ご存知のとおりです。この影響は洪水などで人々の生活を脅かすだけでなく、農作物の生産量に大きな影響を与えています。このため、値動きが荒くなりやすく逆ザヤが簡単に発生するという状況が続いています。

 

そして、サヤには金利も加味されています。例えば、2015年3月のコーンと2015年12月のコーンでは9か月もの期間差があるので、この間の金利も考慮されるということです。でも、今のような低金利状態ではサヤへの影響はほとんどありません。

 

ただ、あと数ヶ月すると米国の利上げが始まるようなので、サヤに金利も加味されるようになっていく可能性があります。そうなれば、サヤの重要性は更に高まっていくはずです。私は、この連載で「荒れ相場は休む」と書きました。

 

参考:逆張り・ナンピン 有利不利の目安

 

この荒れ相場の目安の一つが「大きな逆ザヤかどうか」です。順ザヤだった相場が逆ザヤとなったときなどに、一旦ポジションを決済するかどうかの検討をしていくことになります。

 

ただ、これは、あくまで私のやり方です。

 

場帖のつけ方は人それぞれです。

 

FXの豪ドル円のように1本値だけをつけていく形でCFD取引でも前日の終値だけを記入していくのも良いかもしれません。私は、もともと商品先物からFXへ移ってきたという経緯があるので、限月とサヤを見れる記入の仕方をしているという事情もあります。

 

CFD取引比較入門 目次

2015/03/12 08:27:12
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