NYダウサヤ取り 今回はGMOクリック証券にて仕掛け
必要証拠金比較 GMOクリック証券では控え目にすべき
今回仕掛けた「日本225 50枚売りーNYダウ 45枚」のサヤ取りポジションです。これは、くりっく株365で「日経225 5枚売りーNYダウ 5枚買い」とほぼ同じ規模のポジションとなっています。
GMOクリック証券のCFD取引口座は、1枚の約定代金自体がくりっく株365の約10分の1となっています。このため、日経225売りポジションは単純に売買枚数がくりっく株365の10倍になります。
また、GMOクリック証券のCFD取引口座の「米国30」は売買損益が米ドルで計算されます。1ポイントの利益=1米ドル=約113円となる感じです。約定代金が10分の1で為替水準も考慮するため、NYダウ売りポジションはくりっく株365の約9倍の5×9=45枚が相当ということになります。
仕組みの違いでもう一点注目して頂きたいのが、「ロスカットレート」です。上記画像左側の薄緑色のところです。GMOクリック証券CFD取引口座は、ポジションを作ると自動的にこのロスカットレートが設定されます。設定されたレートは変更できます。
この自動設定されたレートがこの画像です。日本225売「建値22851 ロスカットレート23978」・米国30買「建値24824 ロスカットレート23597」となっています。
大体、1100逆行したらロスカットされるように設定されています。ここのところの値動きをみれば今のところ、これくらいでも良いかもしれません。
この設定で、拘束される証拠金が上記画像の一番右側の薄緑色部分です。日本225 1,142,550円+米国30 1,261,406円=合計2,403,956円が証拠金として拘束されることになります。
今までくりっく株365では、約1000万円で最高20枚のサヤ取りポジションを保有できるルールにしていました。これでも、値が3000くらい逆行してもロスカットされないくらいの余裕がありました。
今回、5枚分で拘束証拠金は約240万円ですので、1000万円あれば最高20枚のサヤ取りポジションが作れます。でも、これでは値が1500も逆行するとロスカットに引っかかるポジションがでてきてしまいます。
この原因は、レバレッジの差なんです。
くりっく株365は、変動制で現在60倍くらいのレバレッジが可能です。これに対してGMOクリック証券CFD取引での日本225・米国30は固定制でレバレッジは最大10倍なのです。
でも、この2口座はそれぞれ一長一短なんです。
レバレッジはくりっく株365が圧倒的に有利なのですが、スプレッドはGMOクリック証券CFD取引口座が圧倒的に有利です。日本225も米国30もスプレッド2〜7くらいで売買ができます。くりっく株365のスプレッドは現状20〜80くらいと10倍くらいの差があります。
スプレッドが狭いGMOクリック証券CFD取引口座は、短期売買でも利益が狙えます。サヤ取りもそのメリットを活かしながらやっていきます。