CFD取引 天候相場開始
2017年は、エルニーニョ現象発生がありそうだという話が出始めました。FXではこういう天候は値動きとはほとんど関係ないのですが、農産物系CFD取引では大きな影響があります。7月にかけて天候で乱高下することが多い、所謂天候相場の号砲にも聞こえました。
CFD取引コーンは、ここから値動きが大きくなってきます。チャンスは案外早く来るかもしれません。
CFDコーン 価格調整額 高水準継続
4月25日にコーンの価格調整額発生がありました。今回の価格調整額は1枚売りポジションでで733円受取です。ここ4回分の合計額は3473円です。1枚の証拠金が2079円ですので、1枚の売りポジションを1年間保有して受け取れる価格調整額の利回りは167%ということになります。
これはレバレッジ20倍での利回りですので現実的ではありませんが、レバレッジ1倍売りポジションを保有していても8.35%ということになるのでFXのスワップポイントと比較しても相当の高水準だということはご理解いただけると思います。
しかも、今年のコーンは更に下げそうでもあります。
- 米国コーンは豊作予想になっている。
- IT技術導入によりコーンの生産能力も上がっている。
- 在庫もある。
コーンの成長も順調です。
昨年ほどではないものの、平年並みの発芽・作付けを維持しています。
- コーンの作付けは34%(前週17%、前年43%、平年34%)。
- コーンの発芽は9%(前週4%、前年12%、平年8%)。
この時期の天気はコーンの成長に大きな影響を及ぼすたため、ちょっとした天候不順でも値動きに影響が合ったりします。それでも、今年は天候や在庫など各要因が概ね「コーン下落」の方向に動いているようにみえます。
コーンは売っておけば「高い価格調整額+価格下落による利益」を受け取れそうなのです。
でもですねぇ。私はこういう時は売る気にはなれません。
CFD取引コーン 日足状況
それは「条件が揃いすぎていて気持ちが悪い」からです。おそらく、市場関係者の多くが「今のコーンは売りとみています。
相場格言にもある「誰もが売りに偏るときは相場は下がらない」という状況に近い気がするんです。
値動きもなかなか不気味ですよ。
CFDコーンの日足です。下げ要因満載なのに、ここ1か月半は下がらないどころかジワジワと上げてきています。
天候不順や国際情勢激変があると、売りムードが逆転するかもしれません。
素直に相場を見れば、この上げ方は弱く「崩れる前の買い方のあがき」にも見えます。そうであれば、そろそろ大きな崩れが発生することもありそうです。私が参戦するのは、その辺の値動きをみてからです。
毎日の場帖記入を続けながらときを待ちます。