トレーダーが損をする3つの理由 投資苑に学ぶFX
投資苑の冒頭には、トレード成功のためのの核心をついた指摘があります。
トレーダーが損をする3つの理由
- トレード成功自体が困難なもの
- トレーダーの勉強不足
- 規律を欠くトレードをしている
これに対して意外あるいは心外という感想を持つ方は多い気がします。なぜなら、日本人トレーダーは勉強熱心な方が多く、どなたも「私は一生懸命勉強している」と思っているからです。でも、だからこそその先を読む必要があります。
投資苑を読み直しながら、感じたことを自分の備忘記録としてまとめさせていただいております。
トレーダーが損をする3つの理由
トレードに真剣に向き合ってきた人ほど反発してしまいそうな言葉ですが、これらにはそれぞれ深い意味があります。
昔から一攫千金を夢見て相場の世界に入る人は多いのですが、そのほとんどが夢をかなえることなく消えていきます。消えていった多くの人が、その後友人知人に「相場で儲けることなど幻想にすぎない」とか「相場はインチキだ」と喧伝するため株やFXをやっているというだけで白眼を向けられることさえあります。
私も、トレード成功は困難な側面があると思っています。少なくとも誰にでも成功できるものではありません。
成功できるのは「成功するための筋道が見えた人たち」といってもよいかもしれません。多くの人がその筋道が見える前に消えていってしまうというのが、私の感想です。
トレーダーで勉強不足と言われてムッとする方は多いですよね。多分、ほとんどの方が「俺はしっかり勉強している」と心の中では思っているはずです。この勉強不足は、もう少し掘り下げるとわかりやすいかもしれません。
勉強の方向性が違う人が多い
どなたも、トレードで成功するための勉強をしているはずなのですが、実は本当に成功するための勉強とは違う方向だったりするということです。実際、私が心の師匠としている故林輝太郎も著書でこう書いていました。
野球に例えれば、バッターが3塁に走り出すようなもの。相場の世界では3塁に走っても気づかないことが多い
一生懸命やっていることが、見当違いの方向にいっているというのは、相場の世界ではよくあります。私も、3塁に走っていた一人なので、この意味はよくわかります。私は運良く気づけたのでよかったのですが、気づけない方はとても多い気がします。
運用ルールの重要性については、現在のFXの世界ではほぼ常識となってきました。とても良い傾向です。運用ルールを守って売買できるようになれば、最悪の事態には陥りずらくなります。
でも、これだけ運用ルールが強調されてもまだルールを持っていない方も多いんですよね。
あと、運用ル−ルも長く使っているといろんなところにほころびが目立ってきたりします。欠点部分もみつかったりするもので、定期的なメンテナンスが必要なんですよね。
私も、投資苑を読み直しながら自分の運用法を再確認しています。